アラサー女の心に響くハロプロの名曲「ブスにならない哲学」

カルチャー

ブスにならない哲学/モベキマス(2011)

一度聞いたら忘れられない衝撃的な曲名と、”つんく節”が炸裂した歌詞が印象的な「ブスにならない哲学」。

2011年のリリース当時、「えっ…ブスとか言っていいんだ…アイドルがブスとか言っていいんだ…」と衝撃を受けたのは私だけではないはず。

しかしそれと同時に、”最初は意味わかんなくて呆気にとられるけど、聴いているうちにメチャクチャ共感できる”つんくさんの世界観に惹き込まれたきっかけの曲でもあります。

ちなみにグループ名の「モベキマス」とは、ハロー!プロジェクトに所属する「モーニング娘。」の「モ」、「Berryz工房」の「ベ」、「℃-ute」の「キ」、「真野恵里菜」の「マ」、「スマイレージ」の「ス」をつなぎ合わせた略語。ハロプロらしい、なんともユニークな発想ですね。

ハロプロアイドル総勢28人が大集合した華やかなMVは、スマイレージの伝説的美少女・前田憂佳(まえだゆうか)ちゃんや、Berryz工房の「ももち」こと嗣永桃子(つぐながももこ)ちゃんなど、錚々たる顔ぶれが出演しています。

それにしても、°C-uteの矢島舞美ちゃん(やじま まいみ)ちゃんは、本当にデビュー当時から今までビジュアルがほとんど変わらないですね…いつ見ても安定の正統派美女です。

「ため息は女の子ブスにするから 決してやらない哲学」

Do you know? (no no) ため息は
Do you know? (no no) 女の子を (Oh No!)
ブスにするから決してやらない 哲学

「ブス」という単語だけだとものすごくネガティブな印象ですが、そんなネガティブな響きを逆手に取って自分を奮い立たせる、女性の強さを感じる歌詞です。

私自身、思わずため息がこぼれてしまいそう時に「ブスにならない哲学」のこのフレーズを思い出すと、気持ちがスッと切り替えられます。

以前どこかで、ももちこと嗣永桃子さんが「つんくさんは男女両方の心を持ってる」と発言したことがあったんですが、本当にその通りだなと。

「噂ばかり気にしてちゃ 心が疲れるよ」

Maybe
噂ばかり気にしてちゃ 心が疲れるよ
時に真実の方が 泣けたりするけど

会社でもプライベートでも、社会人として生きていく中でどうしても「噂」を耳にする機会に遭遇すると思うんですよ。

「あの人がこうだった」とか「この人はあれらしいよ」とか、そういう信憑性がないネガティブな噂だったり、逆に自分が根も葉もない噂を立てられたり、時折すごく疲れてしまう。

そんな時に、このフレーズを思い出します。

「誰かが褒めてくれるの 待ってるだけだよ」

今日もなぜだろう 情報共有してるけど
誰かが褒めてくれるの待ってるだけだよ

最初に聴いた時は「女性が持つ”めんどくさいかわいさ”と”健気さ”をひしひしと感じる歌詞だな〜」と、どこか他人事のように感じていました。

でも、きっと誰かと言葉を交わす中で、相手からのレスポンスに1度も期待したことがない人なんていないはず。

個人的に、「ブスにならない哲学」は”強くたくましく生きようとする女の子”を表現した曲だと解釈しているのですが、このフレーズは誰しもが無意識に秘めている”他人への期待”を見透かしているようで心に刺さります。

後悔を言うたびに ブスになるから決して言わない 哲学

Do you know? (no no) 後悔を
Do you know? (no no) 言うたびに (Oh No!)
ブスになるから決して言わない 哲学

歳を重ねるたびに、どうしても「あの時こうすればよかったな」「もっとこうしてたら」なんて、”たられば”状態に陥る回数が増えた気がします。

そんな時に思い出すのがこのフレーズ。過去への後悔を振り払って、背中を押してくれます。

弱気になっている時に響く「ブスにならない哲学」

アラサー女子の心に響くハロプロの名曲の中から、今回は「ブスにならない哲学」をご紹介しました。

落ち込んでいる時や弱気になって愚痴ってしまいそうな時、尖った歌詞とキャッチーなメロディにきっと励まされるはず。

2011年にハロプロに所属していた、総勢28人のメンバーが大集結した豪華なMVにも注目です!

文/ikura

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