ポリッシュネイルに比べてツヤ・持ちが格段にいいジェルネイル。自然に乾燥させるのではなくUVライトやLEDライトで硬化するため、ポリッシュよりも複雑なデザインを作ることができ、絶妙なニュアンス感を出しやすいのが特徴です。
一方で、ポリッシュを購入すればすぐに始められるポリッシュネイルに比べ、色々な道具を用意しなくてはいけないため、ジェルネイルはセルフで挑戦するには難しい面も…。また、除光液で拭えばすぐに落ちるポリッシュとは異なり、ネイルオフするときも手間がかかります。
そこで、今回はおうちで手間をかけずにジェルネイルを始めたい方向けに、とりあえず用意すべきものをご紹介したいと思います。
ジェルネイルを始めるならまずはライトが必要!
まず必ず用意しなくてはいけないのが「ライト」です。
そもそもジェルネイルは「液状の樹脂にライトを当てて硬化させる」というもの。言ってみれば、爪の上にレジンを乗せているイメージです。ポリッシュのように放置しておけば自然と乾くというものではないので、硬化させるためのライトを購入する必要があります。
LEDライトとUVライトの違いは?
ライトを購入しようとして少し調べてみると「LED専用」「LED/UV」等の文言を見つけることができると思います。これはジェルを硬化させるライトの種類を意味します。ジェルが「UV専用ジェル」だった場合、LEDライトでは基本的に硬化できません。
おうちで楽しみたい初心者さんなら、下の画像の商品のようにLEDとUVどちらにも対応しているライトを購入しておくといいでしょう。
La Curie LED & UV ネイルライト 2850円(2020年10月27日Amazonで確認した価格になります)
ライトの価格はメーカーやグレードによってさまざまですが、だいたい3000円〜となっているようです。
初心者さんには「ウィークリージェル」がおすすめ
ポリッシュに比べ、ジェルネイルはどうしてもネイルオフに手がかかります。通常であれば、ジェルネイルの表面を削り、アセトンを染み込ませたコットンなどを爪に置いてアルミホイルなどで巻いて、しばらく時間を置いてからジェルをこそげ落とす、という作業が必要になります。
この手間のかかる作業を回避したいのであれば、まずは「ウィークリージェル」から試してみましょう。
ウィークリージェルは「はがせるジェルネイル」としてHOMEIから発売された新しいジェルネイルです。名前の通り約1週間程度でぺろりと剥がすことができるため、ジェルネイルの扱いに慣れていない初心者さんにもぴったり。色数も多く、伸びのいい粘度で塗りやすいのが特徴です。
最低限買うべきウィークリージェルは?
数多くの色が用意されているウィークリージェルのなかで、初心者さんがまず用意すべきなのはウィークリージェルWG-0でしょう。
基本的にベースもトップジェルも不要とされるウィークリージェル。とはいえ、やはりカラージェルだけで仕上げようとすると表面に凹凸ができてしまったり、満足するような艶を出せないことも。
そんなとき、トップジェル代わりに使うこともできるのがこの「WG-0」透明のジェルです。
ニュアンスネイルを作りたい時にカラージェル同士を混ぜたりするときにも重宝するので、まずはこのカラーを購入するのがおすすめ。
とりあえずクリアカラーのジェルも入手しよう
仕上げにも使える透明ジェルさえ手元にあれば、カラージェルは基本的に好きな色を購入すればOK。しかしニュアンスネイルに挑戦したいのであれば、クリアカラージェルがあると便利です。
ウィークリージェルであれば、NE-23(クリアオレンジ)、NE-24(クリアブルー)、NE-25(クリアパープル)、NE-101(クリアブラウン)、NE-71(クリアグレー)あたりの色を購入するといいでしょう。
一部のカラーはAmazonや、ドラッグストア、ロフトなどの生活雑貨を扱うショップで購入することができます。ただしクリア系のカラーは全ての店舗で購入できるわけではないので、HOMEIの公式ウェブショップで購入するのがおすすめです。
ネイルクレンザーやアルコール液があると便利
ネイルの最終的な仕上がりは、下準備の段階で一手間かけるかどうかに影響を受けます。特に上で紹介したウィークリージェルは、爪の表面に油分が残っていると1週間もたずにはがれてしまうことも。
そこで、ネイルクレンザーかアルコール除菌液等を使って、ネイルを始める前にしっかりと爪を拭きましょう。
よりデザインにこだわるなら筆もマスト
ウィークリージェルはボトルタイプのジェルなどで、ふたに刷毛がついています。そのため、筆がなくてもジェルネイルを始められるのが大きなメリットです。
とはいえ、付属の刷毛は細かいデザインなどには不向きです。そのため、こだわったデザインにしたいのであれば別に筆を購入するのがよいでしょう。細かい線を引きたいのなら細筆を、ブロッキングネイルなどをしたいのであれば平筆を買うのがおすすめ。100円ショップなどでも購入可能です。
細筆から平筆までバランスよく揃えたいのであれば、次のような筆のセットが便利です。
ジェルネイルブラシ キャップ付き 10本セット
ウィークリージェルに欲しい色がない!そんな時は…
様々な色やタイプのジェルがあるウィークリージェルですが、どうしても自分好みの色がないということもあるでしょう。そんなときは次の2つの方法を試してみてください。
①ウィークリージェル同士を混ぜる
微妙な色合いの中間色などは、どうしても既製品では手に入りません。そんなときはカラージェル同士を混ぜて自分で好みの色を作りましょう。
ジェル同士を混ぜるというのは、すぐに乾燥してしまうポリッシュと比べ、ライトを当てない限り固まらないジェルならではの手法です。
②ウィークリージェルを下地に別のジェルを塗る
ウィークリージェルには欲しい色がないのに、普通のジェルには欲しい色がある…!そんなときは、ウィークリージェルを下地代わりに使い、その上から別のジェルを重ねるという方法があります。
メーカーが推奨しているやり方ではないので筆者が自分の爪で試してみたのですが、約2週間ほどでペリっと剥がれました。
ちなみに、上から重ねたのは以下のジェルネイルです。
左:カラージェル MOMO by nail for all 3g 14C(明るいクリアブラウン)
上:カラージェル MOMO by nail for all 3g 13C(濃いクリアブラウン)
右:カラージェル MOMO by nail for all 3g 05(レッド)
下:気まぐれピグメント(リキッドメタルゴールド)
MONOのカラージェルはnail for allというネイル専門のネットショップで購入することができます。気まぐれピグメントはAmazonで購入可能です。
ジェルネイルは意外と始めやすい
ポリッシュネイルに比べるとネイルオフなどに手間がかかるジェルネイルですが、実はそこまで道具を必要とせずに始めることができます。ライトはどうしても必要となってきますが、ライトにジェルを加えても初期費用は5000円以下です。
ポリッシュネイルに比べて表現の幅がかなり広がるのがジェルネイルの魅力のひとつ。セルフネイルをもっと楽しみたくなったら、ぜひおうちジェルネイルに挑戦してみてくださいね!
文/小川恵
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