【2023年】東京都内のおすすめ純喫茶10選レポート
オシャレで都会的なカフェも素敵ですが、たまには由緒正しき”純喫茶”で、ノスタルジックな時間を過ごしてみませんか?
今回は、純喫茶巡りが趣味のライターが実際に足を運んだお店の中から、東京都内のおすすめ純喫茶9つをピックアップ!お店の人気メニューや行き方なども合わせてご紹介します。
東京都内のおすすめ純喫茶1.七つ森(高円寺)
JR・高円寺駅から徒歩10分、丸ノ内線・新高円寺駅から徒歩5分程度に位置する「七つ森」。古着屋さんやカフェなどが立ち並ぶ「高円寺ルック商店街」に、昭和53年(1978年)から佇む老舗の純喫茶です。
レトロ感たっぷりの右読み看板と、フクロウが描かれた黄色い看板が、「七つ森」の目印。とても人気の純喫茶なので、土日は満席状態になることも少なくありませんが、そんな時はお店の人の指示に従って静かに待ちましょう。
そんな「七つ森」の店内は、ノスタルジックな雰囲気が広がっています。公式HPによると”テーブル席30席”となっていますが、5~6席程度のカウンター席もありました。
ちなみに、喫煙可能で席同士の間隔がやや狭めなので、タバコが苦手な方は注意してくださいね。
高円寺の純喫茶【七つ森】の人気メニュー
メニュー豊富な七つ森の中でも、私が自信を持っておすすめするのが「ココナッツカレー」。
ほどよくココナッツの風味が感じられるまろやかなルーは、カレー好きの方はもちろん、辛いものが苦手な方でも食べられそうなやさしい味わい。
大きめの鶏肉はジューシーで柔らかく、ゆで卵とココナッツカレーの相性も抜群。七つ森を訪れた際に必ず注文する、おすすめのメニューです。
そのほかにも、オムライスを和風にアレンジした「オムごはん」も七つ森の看板メニュー。
甘辛く煮た牛肉とごぼうが混ぜ込まれたご飯を、ふわとろの卵と一緒にいただきます。お好みで山椒をプラスすると、アクセントになって美味しいですよ。
高円寺の純喫茶【七つ森】のプリンは固めでやさしい甘さ
どこか懐かしい味わいが特徴的な七つ森のデザートの中で、特に人気を集めるのがこちらのプリン。
飾らない素朴なカスタードの甘さと、ほろ苦いカラメルソースでお口の中でとろけます。生クリームやさくらんぼなどのトッピングが一切ないところも、潔くて素敵です。
ちなみに、七つ森ではデザートのみの注文はNGなので、ドリンクと一緒に頼んでくださいね。
コーヒーや紅茶などの定番メニューもおいしい七つ森ですが、季節限定のドリンクメニューにも注目。私のオススメは、黒ごまが香るミルクの中に素朴な甘さのさつまいもがゴロゴロ入った、冬季限定の「さつまいも黒ごまミルク」です。
高円寺の純喫茶【七つ森】への行き方
JR高円寺南口を出たら、右手にあるPal商店街を突き進みます。
Pal商店街をそのまま直進すると、途中から商店街の名前が「ルック商店街」に変わるので、そのまま直進してください。そのまましばらく歩いて行くと、七つ森に到着です!
丸ノ内線新高円寺駅からは、2番出口の前にある「みずほ銀行」と「マクドナルド」に挟まれた道をひたすら直進。しばらくすると、七つ森に到着します。
【店名】七つ森 (ナナツモリ)
【電話番号】03-3318-1393
【住所】東京都杉並区高円寺南2-20-20
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/Qsm64TF8qze1D9A9A
【定休日】なし
【営業時間】11:30~24:00(L.O.23:30)
平日ランチ11:30~14:30
土・日・祝ランチ11:00~14:00
平日ディナー17:30~23:30
土・日・祝ディナー17:00~23:30
【その他】喫煙可・カード支払い不可
東京都内のおすすめ純喫茶2.ネルケン(高円寺)
創業65周年を迎える高円寺の「名曲喫茶ネルケン」は、高円寺駅から徒歩5分ほどの場所にある純喫茶。緑の葉に包まれるように佇む一軒家の中には、まるで昭和にタイムスリップしたかのような空間が広がっています。
「名曲喫茶」の名の通り、店内には常にクラシックが流れているネルケン。友達とおしゃべりを楽しむというより、優雅なクラシックに耳を傾けて読書や作業したい方にぴったりなお店です。
大きな声でのおしゃべりは厳禁なので、複数人で来店される際は声のボリュームに気をつけてくださいね。
ちなみに、ネルケン店内は喫煙可能で席数20席とやや狭め。タバコの煙が苦手な方はちょっと気になるかもしれません。
高円寺の純喫茶【ネルケン】の人気メニュー
ネルケンでは、アイスコーヒーとチーズトーストをオーダー。メニュー数はそこまで多くないものの、メロンソーダやミックスジュースなどの純喫茶らしいラインナップが立ち並びます。
そして、赤いベロアのイスに腰掛け、コーヒーを待つこと10分。
運ばれてきたアイスコーヒーはやや酸味が強い印象を受けましたが、その分苦味が少なめで飲みやすい味わいです。訪問した季節が夏だったこともあり、スッキリした気分で飲み切れました。
高円寺の純喫茶【ネルケン】の”さくふわ”マーマレードトースト
ネルケンのマーマレードトーストは、香ばしい厚切りの食パンにマーマレードを塗ったシンプルなメニュー。
しかし、外はサクサク中はもちもちのパンにマーマレードの甘酸っぱさが絶妙にマッチして、なんだか贅沢な気分になれるおすすめの一品です。
その他にも、バタートーストやベーコンチーズトーストなどバリエーション豊富なトースト類は、どれも280~370円とお手頃価格。軽めのランチや、小腹が空いた時につい立ち寄りたくなっちゃいますね。
高円寺の純喫茶【ネルケン】への行き方
ネルケンの最寄駅はJR高円寺駅。高円寺南口を出て右にあるPal商店街を直進し、中古レコード専門店の「BE-IN RECORDS ビー・インレコーズ」の角を右に曲がります。
そこからまっすぐ進むと見えてくる「長仙寺」を左に曲がると見えてくる、緑に囲まれた一軒家が「名曲喫茶ネルケン」です。
【店名】名曲喫茶ネルケン
【電話番号】03-3311-2637
【住所】東京都杉並区高円寺南3-56-7
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/nWQCoTh1GzyNfz7u9
【定休日】なし
【営業時間】11:00~22:00
【その他】喫煙可・カード支払い不可
東京都内のおすすめ純喫茶3.丘(御徒町)
JR御徒町の北口から上野方面に歩くこと4~5分。「純喫茶」の看板を堂々を掲げる名店・丘に到着します。
レトロで趣のある外観に圧倒されつつ、地下にある店内へと続く階段をおりようとすると、あまりにも渋い看板が出迎えてくれました。
ステンドグラスとシャンデリア、そしてこのフォント…このご時世、普段なかなかお目にかかれない渋さです。
店内に入ると、懐かしさを漂わせるレジカウンターと、ゴージャスなシャンデリアがお出迎え。外観を裏切らないノスタルジーさに、純喫茶マニアはきっと心を奪われるはず。
あまりに渋すぎて入るのを躊躇してしまう方も多いかもしれませんが、祝日の昼過ぎに訪れたこともあってか意外と若い人が多かった気がします。
丘は全面喫煙可ですが、ボックス席同士の間隔が割と広めなこともあり、タバコの煙や匂いはそこまで気になりません。店内の雰囲気も騒がしすぎず静かすぎず、過ごしやすい印象を受けました。
御徒町の純喫茶【丘】の人気メニュー
1番奥のボックス席に案内され、さっそくたまごサンドイッチ&紅茶のセットとミートソーススパゲッティ&アイスコーヒーのセットをオーダー。
「フードは提供にお時間いただきます」とのことでしたが、飲み物は比較的すぐ出てきました。アイスコーヒーは酸味と苦味のバランスがちょうど良く、万人受けする飲みやすい口当たりです。
ほんのりあたたかいたまごサンドは、薄焼きのやや甘いたまご焼きとマヨネーズ&きゅうりのシンプルな味わい。なかなかボリューミーなので、友人や恋人とシェアするのもおすすめですよ。
ミートソーススパゲッティは、太麺にソースがよく絡みます。「ザ・純喫茶」な手作り感あふれる味わいに、どこか懐かしさを感じてしまうのは私だけでしょうか。
御徒町の純喫茶【丘】への行き方
JR御徒町駅の北口、東京メトロ銀座線の上野広小路駅のA7出口、都営大江戸線の上野御徒町駅A7出口を出たら、線路沿いを上野駅方面にまっすぐ進みます。
JRの線路を左側にそのまま3分ほど直進すれば、右側に「純喫茶・丘」のゲキシブな看板が見えてくるはず。
【店名】丘
【電話番号】03-3835-4401
【住所】東京都台東区上野6-5-3 尾中ビル B1F
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/HyUWSkKfkk47fk6j6
【定休日】月曜(祝日の場合は翌日休)&元日
【営業時間】火~金9:30~17:30
土・日・祝9:30~17:00
モーニングは11:00まで
【その他】喫煙可・カード支払い不可
東京都内のおすすめ純喫茶4.【閉店】純喫茶エデン(新大塚)
東京メトロ丸ノ内線1番出口のそばに佇む「純喫茶エデン」。
こちらは下調べなくたまたま周辺を散策している途中に見つけた純喫茶ですが、エモーショナルな外観に吸い寄せられるように入店しました。
訪問日は土曜日の昼下がり。エデンの客層は意外にも若めで、1人で読書やPCでの作業を行う人の姿もありました。
ちなみに、純喫茶のほとんどが全席喫煙可能ですが、エデンも例に漏れず全席喫煙OK。
新大塚の純喫茶【エデン】の人気メニュー
近くの席に座っていたお客さんが食べていたプリンの大きさに心を奪われ、迷うことなく自家製プリンとホットコーヒーを頼みます。
クリームやさくらんぼなどの添え物は一切なしの自家製プリンは、なかなかインパクトのある大きさですが、甘さ控えめでペロリと食べられました。
私が食べた時は割と硬めの印象でしたが、どうやら自家製なのでプリンの硬さは日によって多少違う様子。チェーンのカフェや喫茶店にはないご愛嬌です。
一緒に頼んだホットコーヒーも、酸味と苦味のバランスがちょうど良く、クセのない味わい。プリンの優しい甘さとも相性抜群でした。
新大塚の純喫茶【エデン】への行き方
東京メトロ丸ノ内線・新大塚駅の1番出口(荻窪方面行きエレベーター口)を出ると、すぐに「純喫茶エデン」の看板が目に飛び込んできます。
道案内がいらないくらい駅近の純喫茶なので、方向音痴の方でも安心ですよ。
※2021/6/7追記 純喫茶エデンさんは閉店されたようです。大塚の数少ない純喫茶だったので、残念でなりません…
【店名】純喫茶 エデン
【電話番号】03-3945-3540
【住所】東京都文京区大塚4-52-5
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/SRC4bbCHzSc69qkx9
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】9:30~20:00
【その他】喫煙可・カード支払い不可
東京都内のおすすめ純喫茶5.カド(向島)
墨田区・向島にある「カド」は、1958年に「小説の神様」の異名を持つ志賀直哉の弟、志賀直三が設計した老舗の純喫茶。
思わずシャッターを押さずにはいられない、レトロで可愛らしいこちらの看板が目印です。
ちなみに「カド」の店名の由来は、交差点の”カド”にあるからだそう。
「開店当時はまだ横文字のお店が少なく、おしゃれな名前よりも親しみやすい名前にした」と、おしゃれな2代目の店主さんが教えてくれました。
そんなカドの店内には、アンティーク家具と絵画がところ狭しと飾られ、中世ヨーロッパを彷彿とさせる空間が広がっています。
カウンター5~6席、テーブル2席ほどの決して広くはないお店ですが、蓄音機や古時計などのレアなアイテムが所狭しと並べられ、美しい世界観に圧倒されるばかり…。
カウンターの奥に飾られている絵画は、初代店主さんのコレクションの中から選んで年始に変えているそう。
そんなエピソードを知ってしまうと、年が明けるたびにカドへ足を運びたくなってしまいますね。
向島の純喫茶【カド】の人気メニュー
店内の美しさに感嘆のため息をこぼしつつ、オーダーしたのは「ホットオレンジ」。
カドの1番人気のメニューは「活性生ジュース」ですが、店主さんが放った「レモネードのようなオレンジジュース」という言葉に興味をくすぐられ、ホットオレンジをオーダーしました。
オレンジ果汁にはちみつを入れて撹拌したホットオレンジは、いつも飲んでいるオレンジジュースよりもまろやかでやさしいお味。体にビタミンが染み渡っていくような感覚を覚えます。
野菜な苦手な私は、セロリやパセリが入った活性生ジュースをオーダーする勇気が出なかったのですが、私たち以外のお客さんはみんなこちらを注文していました。
実際に飲んだ人の感想を聞くと「後味がちょっと苦いだけ」「すっきりした甘さで美味しい」とのことだったので、次はぜひ活性生ジュースに挑戦してみようと思います。
向島の純喫茶【カド】への行き方
東京メトロ半蔵門線(都営地下鉄浅草線)押上(とうきょうスカイツリー)駅のB3出口を出て、押上駅前交番東交差点を左に進みます。
次の信号(押上一丁目交差点)を左折して踏切を渡り、桜橋通りを隅田川に向かって直進。そのまま国道6号線を通り過ぎて、次の交差点の左角にあるのがカドです。
駅からはやや歩きますが、複雑な道を通るわけではないのでマップを見ればたどり着けるはず。
ちなみに、カドがある向島周辺は花街として栄えた街なので、その昔は料亭にいく前の待ち合わせ場所としても賑わっていたそう。
歴史ある向島の街並みを眺めつつ、散歩を楽しむのもおすすめです。
【店名】カド
【電話番号】03-3622-8247
【住所】東京都墨田区向島2-9-9
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/ZUPMiNgStouPJTGo9
【定休日】月曜
【営業時間】火~金9:30~17:30
土・日・祝9:30~17:00
モーニングは11:00まで
【その他】喫煙可・カード支払い不可
東京都内のおすすめ純喫茶6.ギャラン(上野)
純喫茶の多い上野エリアでも、足繁く通うファンが多い「ギャラン」。1979年に創業した老舗の純喫茶です。
入り口にある看板は、よく見るとところどころ電球が切れていますが、それもまた歴史を感じます。
ギャランは全面喫煙可能ですが、そこまで煙たい印象はありませんでした。他の純喫茶よりもやや天井が高くて広めだからでしょうか。
トレンディドラマに出てきそうなギャランは、BGMも懐メロ。中山美穂さんの「世界中の誰よりきっと」が流れた時は、まるでバブル時代にタイムスリップしたかのような感覚の陥りました…。
上野の純喫茶【ギャラン】の人気メニュー
ギャランでは、ピザトーストとレモンスカッシュをオーダー。ギャランの生搾りレモンスカッシュは、普通のレモンスカッシュに比べてかなり酸っぱいので、初めて飲む方はちょっとびっくりしてしまうかもしれません。
友人が頼んだウィンナーコーヒーは、ふわふわの生クリームとやや酸味のあるコーヒーが絶妙にマッチしています。
かなり厚切りのピザトーストは、チーズたっぷりでボリューム満点。ランチにはもちろん、おやつとしてシェアするのもおすすめです。
ちなみに、ギャランのトースト類には全てサラダとヨーグルトがついてくるのですが、ヨーグルトはおそらく無糖で、結構酸味が強め。
上野の純喫茶【ギャラン】への行き方
JR上野駅から、上野マルイの1本左にあるJRの線路沿いの道をまっすぐ行くと、2~3分ほどでギャランに到着。1階がセブンレブンになっています。
【店名】ギャラン
【電話番号】03-3836-2756
【住所】東京都台東区上野6丁目14-4
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/S4UPwasJTmeBXynY6
【定休日】年中無休
【営業時間】8:00~23:00
【その他】喫煙可・カード支払い不可
東京都内のおすすめ純喫茶7.マドンナー(上野)
上野の純喫茶・マドンナーは、フードメニューが充実しています。11:00~16:00のランチタイムは、なんとフード類にドリンクまでついて全品700円で食べられるので、コスパも最高。
そんなマドンナーの店内は全部で3フロアに分かれていて、全面喫煙可の純喫茶が多い中、禁煙席があるのも嬉しいポイントです。
ベロアの赤いソファーと、ブルーの照明が印象的な店内の地下フロア。一度改装されたそうですが、純喫茶特有のノスタルジックな雰囲気が十分に感じられます。
上野の純喫茶【マドンナー】の人気メニュー
牛丼からオムライスまで取り揃えた豊富なランチメニューにも惹かれましたが、チョコレートパフェとホットコーヒーをオーダーしました。
コーヒーは酸味がほとんどなく、コクと苦みがちょうどいい。深煎り好きにはたまらない味わいです。
「これぞ純喫茶!」なビジュアルのパフェは、生クリーム多めでボリューム感も十分。素朴で懐かしい甘さが口いっぱいに広がります。
ちなみに、友人がオーダーした「フルーツパフェ」にかかっている緑のシロップは、フレーバーシロップかと思いきやなんの風味も感じませんでした。てっきりメロンシロップかなと思っていたのですが…。
上野の純喫茶【マドンナー】への行き方
京成上野駅から徒歩4分、「上野マルイ」横のユースロード上野沿いにある「マドンナー」。
同じく上野の有名純喫茶「珈琲王城」の近くなので、ハシゴして純喫茶巡りを楽しむのもオススメです。
【店名】マドンナー
【電話番号】03-3835-4456
【住所】東京都台東区上野6-16-4
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/bdqHRzhY1LGLshZb9
【定休日】水曜
【営業時間】8:00~21:00
※8:00~11:00(モーニング)
11:00~16:00(ランチ)
モーニングは11:00まで
【その他】喫煙可・カード支払い不可
東京都内のおすすめ純喫茶8.カフェーパウリスタ(銀座)
デパートやラグジュアリーブランドのショップが立ち並ぶ中央通りを新橋方面にまっすぐ進んでいくと、純喫茶「カフェーパウリスタ」のレトロな看板が目に止まります。
1911年にオープンし、今年で創業109年を迎えた老舗の純喫茶ですが、中はリニューアルされているので清潔感があってとても綺麗。
過去にはビートルズのジョン・レノンや、芥川龍之介も足を運んだことで有名です。
全面喫煙可の純喫茶が多い中、カフェーパウリスタは1階が喫煙、2階が禁煙と分煙されているのも嬉しいポイント。ただし、土・日・祝祭日は1階2階共に禁煙となるので、喫煙者の方は要注意。
お店のレジカウンターには、「カフェーパウリスタ物語」なるパンフレットが置かれています。来店の記念にぜひゲットしてみてはいかがでしょう。
銀座の純喫茶【カフェーパウリスタ】の人気メニュー
カフェーパウリスタの定番メニューと言えば、やっぱりブラジルコーヒー。
中でもパウリスタオールドと森のコーヒーは、お得なセットにもできるので人気なんだとか。どちらにするか迷いましたが、伝統的なパウリスタオールドに決定。
もちろん、カフェーパウリスタはブラジルコーヒーだけでなく、フードメニューも充実しています。
今回は人気のキッシュとアメリカンクラブハウスサンド、そしてデザートにザッハトルテをオーダーしました。
パウリスタオールドは酸味と苦味のバランスがよく、飲みやすいコーヒー。フードセットにするとおかわりが1杯無料なので、作業のおともにもおすすめですよ。
サクサクのキッシュは、たまごたっぷりでやさしい味わい。モーニングや軽めのランチに食べたい一品です。
アメリカンクラブハウスサンドはとにかく具沢山でボリュームがあるので、男性の方でもお腹いっぱいになれそう。
ザッハトルテはチョコレートいっぱいのしっとりとした生地に、フランボワーズで作った自家製ジャムがいいアクセントになっています。添えられた生クリームとの相性も抜群でした。
銀座の純喫茶【カフェーパウリスタ】への行き方
新橋駅1番出口またはA3出口、または銀座駅A2出口から徒歩5分にあるカフェーパウリスタは、新橋と銀座のちょうど真ん中あたりに位置しています。
銀座博品館や資生堂ギャラリーの向かい側にある、レトロな「カフェーパウリスタ」の看板が目印。銀座駅からはほぼ直進なので、銀座駅A2出口からのルートがおすすめですよ。
【店名】カフェーパウリスタ銀座本店
【電話番号】050-3462-7047
【住所】東京都中央区銀座8-9-16 長崎センタービル1F
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/Tj5HkdvyLpH4KhXu6
【定休日】無休(臨時定休あり)
【営業時間】月~土8:30~21:30(L.O.20:30、ドリンクL.O.21:00)
日・祝日11:30~20:00(L.O.19:00、ドリンクL.O.19:30)
【その他】喫煙可・カード支払い・電子マネー不可
東京都内のおすすめ純喫茶9.珈琲西武(新宿)
何もかもが最新流行のように見える新宿という街は、「都会」の象徴のような場所。人も物も店も目まぐるしく変化し、ときにはそのスピード感に疲れてしまうことも。
一見するとレトロな喫茶店などもう存在していないように思われますが、実は歴史のある喫茶店が点在しています。
そんなレトロ喫茶の中でも特に人気の喫茶店のひとつが1964年創業の「珈琲西武」。
朝7:00から夜23:30まで営業しているので、コーヒブレイクや打ち合わせだけでなく、朝活や飲み会のあとに利用することもできます。※現在はコロナ対応のため営業時間短縮中
珈琲西武は新宿駅から徒歩1分という好立地ということもあり、土日の午後などはかなり混むことが予想されます。今回は土曜日の14時頃に訪れましたが、店舗の外で10組程度のお客さんが待っていて、入店までに15分ほど待ちました。
店内はレトロな雰囲気に溢れ、いわゆる今風の「おしゃれ」ではないものの、洗練された空間です。席数は全部で250席で、2階が禁煙席、3階が喫煙席になっています。
新宿の純喫茶【珈琲西武】の人気メニュー
珈琲西武は店舗入り口の食品サンプルからも分かるように、フルーツを使った大きなパフェが人気ですが、フードメニューも充実しています。
特に外せないのは、とろとろのたまごとまろやかなコクのデミグラスソースが絡まるオムライス。
まず驚くのがそのボリュームです。お皿の上でこんもりと盛り上がるたまごの厚みに圧倒されてしまいます。使用しているたまごはなんと6個。大盛りになると9個半のたまごを使うそうです。
オムレツ部分をスプーンで崩すと、中から半熟のとろとろたまごがこぼれ出します。たまごの周りを囲むデミグラスソースはコクがありながらもあっさり系。ソースが邪魔をしないので、たまご本来の風味を楽しむことができます。
たまごの下には昔懐かしいケチャップライスが。酸味が少なく、デミグラスソースと同様にあっさりしています。
ケチャップライスの具として入れられているピーマンがアクセントになっていますが、全体的に癖がなく、ボリュームは多いものの最後まで美味しく飽きずに食べられました。
新宿の純喫茶【珈琲西武】のランチセットは平日だけ?
ランチの時間帯に新宿「珈琲西武」に行くなら、ミニサラダとコーヒーなどのドリンクがついてくるランチセットがお得です。
ミニサラダはセットメニューでありながら、レンコンやインゲンなど具材が豊富で満足感があります。
新宿「珈琲西武」では平日11:00〜14:00の間がランチサービスタイムとなっていて、1100円(税込)でオムライスやカレー等の定番喫茶店フードとサラダ・ドリンクをセットにすることができます。
残念ながら、土日祝日はランチタイムがありませんが、土日祝日の11:00〜ラストオーダーまではセットサービスタイムとなっていて1350円(税込)で平日のランチサービスタイムと同じようにフードとサラダ・ドリンクをセットにすることができます。
新宿「珈琲西武」は駅からも近く、昭和レトロな雰囲気に浸れる上に、種類豊富な喫茶店グルメを楽しむことができるという満足度の高い喫茶店です。
曜日や時間帯によっては入店まで待たなくてはいけないこともありますが、一度は訪ねてみる価値あり。大都会の喧騒に疲れた日は、新宿「珈琲西武」で癒されてみてはいかがでしょうか。
新宿の純喫茶【珈琲西武】への行き方
新宿「珈琲西武」の最寄りの出口はJR新宿駅の中央東口です。駅を出たら新宿ランブリングロードを渡り、右手にアインズ&トルペ新宿東口店を見ながら直進すると、右手に店舗が見えてきます。
東京メトロ新宿三丁目駅から向かう場合はA5出口を出て右方向に歩き、2つ目の交差点を右折します。そのまま直進すると、左手に店舗を見つけることができます。
JR新宿駅から行く場合は徒歩1分、新宿三丁目駅から行く場合は徒歩2分程度で到着します。駅近なので、仕事の打ち合わせなどにもおすすめです。
また、西新宿には珈琲西武の2号店である「珈琲西武 西新宿店」があります。74席と席数は少なめですが、珈琲西武と同じく昭和レトロな雰囲気を楽しむことができます。
【店名】珈琲西武
【電話番号】03-3354-1441
【住所】東京都新宿区新宿3-34-9 メトロビル2・3階
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/nwCHriwNMcGzzdEF7
【定休日】年中無休
【営業時間】2F 全日7:30~21:00、3F 月-金12:00~21:00、土日祝日11:00~21:00
※緊急事態宣言に伴い時短営業中
【その他】喫煙可・カード支払い・電子マネー不可
東京都内のおすすめ純喫茶10.ルミエール(立石)
京成立石駅のすぐそばにある立石駅通り商店街の中にあるルミエールは、純喫茶マニアなら足を止めずにはいられないショーケースが目印の名店です。
店先では、看板猫と思われる目力の強い美人さんが歓迎してくれました。あとから調べてみると、この子はジュニアちゃんというお名前だそう。
店内に足を踏み入れると、ピンクの公衆電話が目に飛び込んできます。この絶妙な場末感が味わえる純喫茶も少なくなってきたので、かなり感動してしまいました。
土曜日の16時すぎという中途半端な時間に入ったからか、先客は1組のみ。店内と座席はわりかし広めなので、距離の近さが気になることはあまりないと思われます。
この日はマダムが手渡してくれた年季を感じるメニュー表の中から、オムライスとメロンソーダをオーダーしました。
フードメニューを撮影するのを忘れてしまいましたが、オムライスのほかにナポリタンやカレーライス、生姜焼きなど、フード類もかなり充実していた印象です。
立石の純喫茶「ルミエール」のメロンソーダとオムライス
注文をしてから10分ほどでメロンソーダが到着。「これぞ純喫茶のメロンソーダ」と言わんばかりのビジュアルに、ときめきが止まりません。
メロンソーダに浮かぶバニラアイスを口に運ぶと、幼い頃に食べた懐かしい甘さが広がります。決して飛び上がるほど斬新なおいしさではないものの、じんわりと体に染み渡るような冷たさと優しい甘さを堪能しました。
メロンソーダは少しだけ炭酸が抜けていましたが、そこになんだか「葛飾区の純喫茶」らしさを感じてほっこりします。
オムライスは上にのっているタマゴがやや小さめで、少しはみ出しているケチャップライスが逆に新鮮です。
”トロふわ”とはほど遠い薄いタマゴも、しっとり感が強めのケチャップライスもすべてご愛嬌。例えるならば、いつかおばあちゃんちで食べたお昼ご飯といったところでしょうか。
立石の純喫茶「ルミエール」への行き方
京成押上線の京成立石駅3番出口を出て、立石駅通り商店街に入って2~3分歩いて行くと、右側にルミエールのレトロなショーケースが見えてきます。
駅からは100mほどとかなり近いので、商店街にさえ入ってしまえば迷うこともないはず。お店には猫ちゃんがいるので、苦手な方は注意してくださいね。
【店名】ルミエール
【電話番号】03-3691-8088
【住所】東京都葛飾区立石1丁目20-7
【Googleマップ】https://goo.gl/maps/WTnumgAt3AoRpxGu6
【定休日】不明
【営業時間】10:30~19:00
※緊急事態宣言に伴い変更あり
【その他】喫煙可
東京都内の純喫茶巡りを楽しんで
今回ご紹介した純喫茶は初見でも入りやすいお店ばかりなので、純喫茶巡り初心者の方にもおすすめ。
情緒ある純喫茶で、特別な時間を過ごしてくださいね。
取材・文/PAUME編集部
※この記事に掲載されているメニューは取材当時のものです。料金・営業時間・定休日・メニュー等の営業内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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