落ちているメンタルを上げるライフハック100選(1〜10)

メンタルヘルス

仕事が忙しいとき、体調が悪いとき、恋人と別れたとき、身内に不幸があったとき、あるいはなんでもない日でもメンタルが“落ちる”瞬間ってありますよね。何もかも投げ出して3年くらい休息を取れればいいのですが、そんなことができる人はごくわずか。大抵の人は不安に押し潰されそうになりながら灰色の日々を過ごすことが多いでしょう。

 

そんな不安を和らげるライフハックを、仕事のストレスから無事そう鬱病の診断をされたライターが100個ご紹介します。

ライフハック1:1個600円以上のケーキを買ってみる

イライラしたときや疲れが溜まったとき、「自分へのご褒美」として甘いものを購入する人は少なくないでしょう。

甘いものを食べると脳内でエンドルフィンが分泌されて幸福感を得られるため、ストレスが和らいだような気持ちになるんだとか。もちろん、ストレスの根元を取り払うことにはなりませんが、まずは眼前のストレスを誤魔化すうえで甘いものは効果的です。

スーパーやコンビニスイーツもいいですが、デパ地下などでちょっと高めのケーキを食べてみるのがおすすめです。味や見た目の良し悪しも大事ですが、「嗜好品にこれだけ金をかけられた」という自己肯定感に繋がる気がします。

ライフハック2:アロマオイルを焚いてみる

香りは感情と強く結びついています。気が立っているときや落ち込んでいるときは、香りの力を借りてメンタルを上げてみましょう。

好みにもよりますが、リフレッシュしたいときは柑橘系の香りがおすすめ。

 

個人的には無印良品の「おやすみ」というブレンドオイルがリラックスできて好みです。ベルガモットやスウィートオレンジなどをブレンドした、爽やかながら落ち着いた香りが特徴。安眠を目的としたオイルなら平時であっても癒されると信じています。

本当に効果があるかどうかより、結局は自分をどこまで騙し切れるかというのがメンタルを上げるポイントですね。

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ライフハック3:泡風呂に入る

面倒だけど、入ればリラックスできる風呂。入浴剤やバスオイルなど様々な商品がありますが、より特別な時間にするなら断然泡風呂でしょう。

柔らかな泡に体を包まれていると、浴室にいる間は辛いことを忘れられます。また、どんなに入浴が面倒臭い人でも「まあ泡立ってるしなぁ…」踏ん切りがつきます。

 

自宅で簡単に泡風呂を楽しみたいなら、クナイプのバスミルクがおすすめ。香りもよく、天然植物オイルやスキムミルクの力で肌がしっとりと潤います。

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バスミルクをお湯に入れてから水面に勢いよくシャワーを当てると、見る見るうちに泡立っていきます。水面から10cm程度のかなり濃密な泡が立つので、1時間程度は泡風呂を楽しむことができます。

浴槽にお湯を張る前にバスミルクを入れておくと泡立ちがよりよくなります。

 

泡風呂のいいところは、泡に覆われることで視覚情報が減ること。色鮮やかな入浴剤は気分が上がることもありますが、本当に疲れていると視覚情報が多すぎてかえって気疲れします。余計なものを削ぎ落として疲れた体と頭を復活させたいなら泡風呂一択でしょう。

ライフハック4:Amazon Primeで★2以下の映画を見る

世の中には良質なコンテンツが溢れ、ぼーっとしていても“いいもの”を見ることができます。しかし入念に練られたストーリー、複雑な人間関係、細部まで張り巡らされた伏線などは、疲れた心にはまるで響きません。むしろ作品に没入する前に疲労感から離脱してしまいがち。

 

そんなときは、あえて★2以下の俗に「B級」と言われる作品を見てみましょう。特に日本の漫画の実写化作品やサメ映画、ゾンビ映画の中には、商業作品として許されるのかどうか悩ましい作品がたくさん存在します。

粗いCG、雑な合成、突然破綻するストーリー、伏線のようで伏線にならないキャラクター設定…。おそらく、世に出るまでに多くの人が手をかけ、お金をかけて形になったはずなのに、まるで理解できない出来事が連続する様はいっそ清々しいものです。

 

ただし、大切なのは作品を純粋に楽しむ姿勢です。ディスってやろうと身構えて見ると、マイナス思考に引っ張られて逆にメンタルが落ちます。あくまでも「なんておおらかな作品なんだ!」と受け止めましょう。

ちなみに、手軽に虚無を感じたいのならこちらの作品がおすすめです。

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ライフハック5:墓地や霊園を歩き回る

散歩は心を落ち着けてくれます。歩く場所が静かなところであればなおさらです。

そこで、おすすめしたいのが墓地や霊園の散歩。肝試し的なミーハーな気持ちで行くのではなく、あくまでも散歩として行くことがポイントです。都内であれば谷中霊園や雑司ヶ谷墓地などがおすすめです。

雑司ヶ谷霊園は夜間も立ち入ることができますが、霊園近くの駐在所のお巡りさんから「夜中は…よくないですよ。色々と」と真剣な顔で諭されました。どっちの意味でよくないんでしょうね。

 

桜の季節は霊園で賑やかに花見をする強者もいますが、基本的に霊園は静かで落ち着いた場所です。また、都会の中にありながら緑が多く、周辺に高いビルなどがないために広い空が見られて伸び伸びとした気持ちになれる場所でもあります。文豪など著名人のお墓を探しながら歩いてみるのも一興ではないでしょうか。

 

現世でどんなに頑張っても、私たちは数十年もすれば石の下に置かれた小さな壺に入る骨片になるのです。そう思うと、誰かのために無理して頑張ったり、辛い思いを必死に堪えるのが阿呆らしく思えてきて、気持ちが軽くなります。

※関係者以外立ち入り禁止だったり、夜間立ち入り禁止の墓地・霊園もあるので注意してください。

ライフハック6:水族館に行く

青色は鎮静効果がある色とされています。であれば、全身青色に包まれる場所は癒し効果が高いはず。

水族館は人間世界を一時的に忘れられる作り物の青いオアシスです。エンターテイメント施設としてけっしてリーズナブルではありませんが、着実に現実逃避ができる場所。できれば、平日夕方か、土日の遅めの時間にいけるといいでしょう。子どもが多い時間は、子どもたちの陽のエネルギーに当てられてかえって辛い気持ちになります。

 

また、時間が許せばイルカショーなどの海獣のショーを見てみましょう。懸命に芸をこなす動物を見ていると、まるで自分の子どもを見ているような気分に。不思議と「私も頑張らなくちゃ」という気持ちにはならず、純粋に「ああ、頑張っているな」とどこか距離を取った感想を持つことができるため、メンタルが落ちているときでも追いつめられません。

アクアパーク品川は遅い時間まで営業しているので、仕事帰りに寄ることができるのが嬉しい! 光と音楽が融合したイルカショーは幻想的でついその世界観に入り込んでしまいます。

ライフハック7:服用している薬をピルケースに移してみる

皆さんは服用している薬をどのように保存していますか?

私は処方されたときの袋のまま、バスケットに突っ込んでいます。かさばる上に総量がわからず、なんとなくモヤモヤすることが。

 

さて、どんなに健康な大人であっても、一つや二つは服用している薬があるのではないでしょうか。頭痛薬や鎮痛剤くらいはなんとなくカバンに入れているという人も少なくないはずです。そんな薬たちをピルケースに移してみましょう。

というのも、視覚的に一覧できる状態にすることで「これだけ薬を飲んでいるんだから体や心の不調だって治るはず」と思う根拠になってくれるからです。また、物を整理するという作業に没頭することで、一時的に悩みを忘れられるというメリットも。

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ただし、思っているよりもメンタルが落ちていると「こんなに薬を飲んでるのにどうしてよくならないの?」と自分を責めてしまう可能性もあります。実行するかどうか悩んでいるときは心の元気がないときなので、無理にやる必要はありません。

処方袋から出した薬もピルケースから出した薬もどうせ効能は同じです。

ライフハック8:パン屋さんでパンを買う

出かける元気があるときは、パン屋さんでパンを買ってみましょう。惣菜パンでも高級食パンでも構いません。とにかく、日常の延長線上にあるちょっとした贅沢を楽しむことが大事です。

焼き立てのバゲットには硬さと柔らかさが当たり前のように同居していて、無限に食べられる気がする。

 

近所のパン屋さんで購入してもいいですし、パン屋さんを目的に少し遠出してみてもよいでしょう。「スーパーなら100円で買えるけどなあ」なんていう正論は一旦置いておいて、美味しい物を美味しい場所で買うということに集中してみてください。

 

行きつけのパン屋さんを作っておくと、辛いことがあったときの逃げ場にすることができます。生きていれば何もかもうまく行かない日が結構あるもの。そんなときはパン屋さんの美味しいパンに逃げましょう。

ライフハック9:ネイルをする

自分の体の中で最も目に入るであろうパーツのひとつである「指」。仕事をするときやスマホをいじるときなど、否が応でも視界に割り込んできます。その指に色を纏わせてみましょう。

手先が器用な方は、キラキラ光るアイテムを使ったネイルアートをするのがおすすめ。オーロラフィルムや金箔、ストーンなどを使って指先を作り上げると、ちょっと手を動かすだけでいつでもどこでも輝きを与えてくれます。

普段はあまりネイルをしないという人は、単色でもOKです。大切なのは、自分の好きな色を身に着けるということ。多少はみ出していようと、周りから「イメージじゃない」と言われようと、「男なのにネイル?」と言われようと、気にせず色を乗せてみましょう。

ライフハック10:メンタルクリニックを変える

もう何年もちゃんとメンタルクリニックに通っているのに、どうしてもメンタルが持ち直してくれない…というときは、思い切ってメンタルクリニックを変えてみるというのもひとつの手。

一から自分のことを開示して、場合によっては検査をもう一度しなくてはいけなかったり、今までよりも遠いクリニックに行くことになるかもしれません。正直面倒ではありますが、自分と相性がよくない人と会い続けると余計な疲労がたまってしまいます。

 

私もかつて既婚女性への恨み辛みを延々と語る先生に当たってしまい、クリニックを変えました。それ以外は特に気になるところもなく、クリニックも綺麗で受付の人も優しかったので、病院を変えるかどうかかなり悩みました。とはいえ、人の悪口を聞き続けるのはシンプルにメンタルを削られます。

人間どうしたって合う・合わないがあります。多少の問題は目をつぶればいいと自分を納得させられれば同じクリニックに通い続けてもいいと思いますが、自分を納得させられないときが訪れたら、勇気を出してクリニックを変えてみるのもアリなのではないでしょうか。

 

メンタルを上げられない自分が悪いのではなく上がらないメンタルが悪い

今回は落ちているメンタルをあげるライフハックを10個ご紹介してみました。落ち込んだ心をうまく引っ張り上げられないとつい自分を責めてしまいますが、自分を責める前にご紹介した10個の現実逃避を試してみてください。

人間なんてものはたいして上等な生き物ではありません。たった10個の息抜きでメンタルが持ち直すほど扱いやすくはないですが、下手な鉄砲でも数撃てば当たることも。試すだけなら損はしないので、気が向いたときにやってみてくださいね。

 

文/丸楠曲

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