漫画やドラマでも取り上げられるようになり、空前のブームとなったサウナ。
体に溜まった疲れを癒し、心をリラックスさせて「整えて」くれる場所として、女性にも人気です。
一方で、男性専用のサウナや、初心者にはちょっとハードルの高い昔ながらのサウナも多く、サウナ選びに失敗してしまうというケースも。
そこで、今回はサウナ初心者の女性におすすめの東京都内のサウナをご紹介したいと思います。
女性におすすめ東京サウナ①ひだまりの泉 萩の湯(根岸)
東京都台東区根岸にある「ひだまりの泉 萩の湯」は2017年にオープンした銭湯・サウナ施設。9階建てのビルの1階から4階が銭湯・サウナで、広々とした施設と多様な種類のお風呂とサウナが魅力です。
オープンから日が浅いこともあり、設備が新しく清潔感に溢れていて、サウナ初心者でも肩に力を入れずに利用できます。
萩の湯は1フロアまるまる浴室という贅沢さ
ひだまりの泉 萩の湯は1階がコインロッカー、2階が食事処、3階が男性の浴室フロア、4階が女性の浴室フロアとなっています。男女でフロアが分かれている上に1フロアがまるまる浴室なので、脱衣所も浴室も広々と使うことができます。
昼ごはん終わって事務所戻ってきて、オープンの準備の中女湯の洗い場に行ってみたなんんと、富士山の絵がきれいに輝いていた、まだ未完成ですが、終わり次第また写真をアップさせていただきます。日本の銭湯の象徴といえば、やっぱり富士山だよね!やっぱ雰囲気が変わってきますね! pic.twitter.com/XXKY0cw3Vs
— ひだまりの泉萩の湯 (@haginoyu1126) April 26, 2017
1階エントランスでは女性銭湯背景絵師として有名な田中みずきさんの富士山の屏風絵がお出迎え。洗練された屏風絵からもひだまりの泉 萩の湯の雰囲気が伝わってきます。
5月29にオープンする銭湯(ひだまりの泉萩の湯)の脱衣場のロッカーと下足ロッカーの写真、オープン日が近づきバタバタです。ひだまりの泉萩の湯はこれから良いお湯とともに様々な新サービスや暖かい接客お客様に提供し、日本の銭湯文化を応援し、今後も頑張っていきたいと思っています。 pic.twitter.com/L0NU88Z5cO
— ひだまりの泉萩の湯 (@haginoyu1126) April 25, 2017
また、女性に嬉しいポイントとして長いブーツやハイヒールのパンプスを入れることができる、高さのある下駄箱が用意されているということも外せません。服装のことを気にせず、買い物のついでにふらっと寄れるのはありがたいですね。
萩の湯はお風呂の種類が豊富!
ひだまりの泉 萩の湯はなんといってもバリエーションに富んだお風呂が魅力的な施設です。「光マイクロバブル湯」「電気風呂」「ジェット風呂」「炭酸泉風呂」「軟水風呂」など、さまざまなお風呂を楽しむことができます。
しかもシャンプー、リンス、ボディーソープも無料で備えられているので、身一つで行っても大丈夫。
また、期間限定でチョコレート風呂や生りんご湯などのイベントを行っているようです。イベントについては萩の湯のホームページやSNSで告知されているので、定期的にチェックしてみるといいでしょう。
ドライサウナと塩サウナを備える萩の湯
肝心のサウナは、乾式サウナ(ドライサウナ)と塩サウナの2種類が用意されています。ドライサウナはロウリュ(フィンランド式のサウナ)とは異なり湿度が低く、汗が出るのをじっと我慢して待ってから水風呂に入ると言う方法で楽しむサウナです。
塩サウナは、最近女性に人気の高いサウナ。サウナの高温によって出た汗が皮膚に塗った塩を溶かし、その塩水で肌をスクラブするという入浴方法です。
汗をかくことで毛穴が開き、その毛穴に溶けた塩の成分が浸透することで、美肌効果が期待できるとされていますが、残念ながらどのサウナ施設にあるというわけではありません。ぜひひだまりの泉 萩の湯で試してみてくださいね!
「ひだまりの泉 萩の湯」の水風呂は19度
サウナと同じくらい重要な水風呂ですが、ひだまりの泉 萩の湯の女性用の水風呂の温度は19度、男性用の水風呂は17度になっています。
ちなみに、ひだまりの泉 萩の湯の水風呂には冷却器が備わっていて、水温が一定に保たれているそう。利用者が多いサウナ施設や、サウナ利用時間が遅い時間帯になると「なんか水風呂がぬるい…?」なんていうこともありますが、萩の湯では常に冷たい水風呂に入ることができます。
店名:ひだまりの泉 萩の湯
電話:03-3872-7669
住所:東京都台東区根岸2-13-13
定休日:第3火曜日
営業時間:6:00~9:00(最終受付8:30)、11:00~25:00(最終受付24:30)
利用料:基本入浴料金470円(大人)、180円(中人)、80円(小人)
平日サウナは追加で200円、土日祝日サウナは追加で250円、タオルセット70円
HP:http://haginoyu.jp/
地図:
女性におすすめ東京サウナ②寿湯(東上野)
銀座線稲荷町駅から徒歩2分、JR上野駅から徒歩7分というアクセスのしやすさが嬉しい東上野の寿湯。昔ながらの銭湯の趣を色濃く残す外観は、下町・東上野の雰囲気にぴったりです。
都会の真ん中で露天風呂を楽しむなら寿湯
寿湯の特徴の一つが、都会の真ん中で露天風呂を楽しめるということ。男湯の露天風呂は都内最大級の広さと言われていますが、女湯は3~4人程度が浸かれるくらいのやや小さめサイズです。
温度は40度前後なので、熱いお風呂が苦手な人でもゆっくりと浸かることができるのではないでしょうか。
寿湯の薬湯は日替わり!
寿湯は露天風呂以外に、室内に白湯と薬湯があります。白湯では寝風呂、超音波、ボディーマッサージ風呂を楽しむことができ、温度も約41度とのんびりリラックスするのにちょうどいい温度です。
もう一つのお風呂である薬湯はなんと日替わり! 9種類の薬湯が毎日日替わりで用意されているので、何度行っても新鮮な気持ちで楽しめますね。薬湯の種類も斬新なものが多く、ミントや生姜、米ぬかなどのオーソドックスなものから、チョコレートやコーヒー、いちご牛乳などの変わり種も。
いつどんな薬湯が用意されているかは、寿湯の「寿湯だより」で確認することができます。
ちなみに薬湯は少し熱めの45度。体の芯から温まる温度なので、熱いのが苦手な人は注意してください。
「ひだまりの泉 萩の湯」同様、この寿湯も無料のリンスインシャンプー、ボディーソープが用意されているので、買い物のついでなどにふらっと立ち寄ることも可能です。
寿湯の男性用サウナ&水風呂は充実しているけど…
寿湯はサウナーの間でも人気のサウナです。その理由が2種類のサウナと天然地下水掛け流しの洞窟水風呂。
しかし、残念なことにこれは男性用サウナだけ。女性用サウナはドライサウナのみとなっていて、水風呂も洞窟水風呂ではなく室内に設けられています。
ただ、女性用の水風呂にも天然地下水が使われています。天然水は水道水に比べて夏は冷たく冬は温かいとされています。サウナの「整い」に水温は欠かせない要素。寿湯こだわりの天然水水風呂は一度経験してみて損はないはずです。
寿湯の休憩室には駄菓子が売られている
サウナといえば、休憩室や食事処も外せない要素。寿湯には食事処はありませんが、受付フロントの前が休憩室となっています。一般的な飲料なども販売されていますが、駄菓子が置いてあるところが、下町の銭湯・サウナである寿湯“らしさ”。
お風呂とサウナを楽しんだあとに、童心に帰って懐かしい駄菓子を食べて火照った体を冷まし、ノスタルジーにどっぷりと浸れば、体だけでなく心も整いそうです。
店名:寿湯
電話:03-3844-8886
住所:東京都台東区東上野5-4-17
定休日:第3木曜日
営業時間:11:00~25:30(最終受付25:05)
利用料:470円(大人)180円(中人)80円(小人)
サウナは追加で250円、タオルセット70円
HP:http://www7.plala.or.jp/iiyudana/index.html
地図:
女性におすすめ東京サウナ③カプセル&サウナ ロスコ(駒込)
JR山手線駒込駅から徒歩30秒と好立地の「カプセル&サウナ ロスコ」。スパ系のきれいめな銭湯・サウナではなくレトロ系の銭湯・サウナに挑戦したいという人におすすめ!
清潔感がありながらも絶妙なレトロ感があって、女性サウナーにも人気の施設です。
男女フロア別で安心して利用できるロスコ
ロスコが特に女性におすすめのポイントは、男女のフロアが別という点。脱衣所や浴室は男女別でも、休憩所は男女共用という施設も珍しくありませんが、ロスコの場合は共用の休憩室だけでなく、女性専用の休憩所があります。
しかも男女共用の休憩所とほとんど設備が同じで、液晶画面つきのリクライニングソートやマットが敷ける畳の仮眠室などが用意されています。
異性の目を気にせずゆっくりくつろぎたい!という人も満足できるのがロスコです。
ロスコの風呂は天然水
ロスコがある駒込は地下水が豊富な地域。そのため、ロスコも全館で天然水を使用していて、サウナのタイプや温度だけではなく、水にもこだわりのある人から支持を集めています。
この天然水使用の歴史は意外にも古く、昭和26年にはすでに井戸から天然水を組み上げて使用していたそう。現在も水風呂は天然水の掛け流しとなっていて、サウナで火照った体をキュッと引き締めてくれます。
ただし、水風呂に入れるのは2〜3人程度。あまり広くはないので、混んでいるときは順番を待つようなことも。
ロスコのサウナはドライとスチームの2種類
肝心のサウナは、2種類。ドライサウナとスチームサウナが用意されています。ドライサウナの方は10人前後が入れる広さとなっています。
男性の方のサウナには寝そべることができるシートがあるそうですが、残念ながら女性用サウナは通常のベンチしかありません。
スチームサウナはドライサウナの半分ほどの広さで、4〜5人程度が入れるサイズ感です。ドライサウナに比べて温度が半分程度と低いため、「サウナって暑くて息が苦しくなるのでは…」とか「サウナって暑すぎて肌がヒリヒリしそう…」と不安を抱えるサウナ初心者さんでも無理なく入ることができます。
ロスコの休憩所では食事も仮眠もできる
休憩所は女性専用フロアにもありますが、しっかり食事をしたいときは男女共用フロアにある食事処を利用するのがおすすめ。メニューは約100種類と豊富で、もちろんアルコールも用意されています。
また、男女共用の休憩所にも液晶つきのリクライニングシートが用意されているので、友達やパートナーと一緒にくつろぐことができます。
また、ロスコは銭湯・サウナだけでなくカプセルホテルも併設しています。気軽に旅行にいけない今だからこそ、あえて都心のカプセルホテルに宿泊して朝一でサウナに入るという非日常感を味わうのもおすすめです。
店名:カプセル&サウナ ロスコ
電話:03-3915-0005
住所:東京都北区中里2-4-8
営業時間:男性は24時間営業、女性は10:00〜22:00
利用料:クイックコース90分1091円(税込2000円)、ゆっくりコース(女性限定)最大4時間1364円(税込1500円)、のんびりコース最大12時間1636円(税込1800円)、たっぷりコース最大24時間2182円(税込2400円)、コース変更料金727円(800円)
HP:https://rosco.tokyo/index.html
地図:
女性におすすめ東京サウナ④タイムズスパ・レスタ(東池袋)
女性にも人気の癒しスポットとして注目を集めているのが、豊島区東池袋の「タイムズスパ・レスタ」です。こちらは銭湯というよりはスパという方が正しいでしょう。種類豊富な風呂や、美容にも効果のあるサウナなど、普段サウナに入らない人にもおすすめの施設です。
レスタに行ったら露天風呂は外せない!
レスタといえばなんといっても露天風呂。都心のど真ん中で周りの目を気にせずにゆっくりと露天風呂を楽しめる施設はレスタ以外になかなかありません。
露天風呂はリゾート感のあるジェットフォームバスと、都会にいることを思わず忘れてしまうレスタ最上階の露天風呂の2種類です。
しかもただ外に浴槽が置いてあるというわけではなく、季節を感じさせる花々や木が植えられ、お湯で体が解れるだけでなく、視覚的にも癒されます。
最近のマイホビーなんですが、
池袋駅サンシャイン近くにある、
タイムズ スパ レスタ というスパが最高すぎて幸せすぎる、、、会員は2300円で
11時半〜0時までずっと入れるし、
露天風呂、サウナ、リラックスルームが神すぎて都内なのに温泉旅行行った気分になる、、、めっちゃおすすめ、、、 pic.twitter.com/48gz3Mthei
— 小松翔@karaage2.0 (@01220122kake) February 13, 2019
さらに、季節ごとにお湯の種類が変わるのも楽しいポイント。春なら桜としょうがのお湯になったり、バラなどの花を浮かべたお風呂になったり、定期的にイベントが開催されています。タイムズスパ・レスタのHPにはイベントのスケジュールが公開されているので、イベント目当てに訪れてみるのもおすすめです。
レスタはアメニティも充実
銭湯やサウナを訪れる多くの女性にとって、いかに身軽に行けるかというのは重要なポイントです。シャンプーやボディーソープ、化粧水や乳液などを用意していくと荷物も増えてしまいます。かと言って、銭湯のシャンプーを使うと髪がきしんでしまったり、備え付けの化粧水では全く肌が保湿されなかったり…なんていうことは珍しくありません。
その点、レスタはアメニティにもこだわっています。
浴室内のアメニティとしてはジャムレーベル、プレディア、エラバシエなどが用意されていて、パウダールームには雪肌精の基礎化粧品や、ダイソンのドライヤーなどが備えられています。
女性が喜ぶポイントを押さえたレスタの室内風呂
レスタは露天風呂だけではなく室内風呂も女性にツボを押さえたものばかり。立ったまま入浴できるシェイプアップバスはお湯に浸かりながらストレッチやマッサージをすることが可能で、凝り固まった体を解したいという人や、効率的に代謝をあげたいという人にぴったりです。
【タイムズスパ レスタ】
疲れを癒すためよく行く近所のスパへ。
18歳未満入館禁止
大人向けリラクゼーション施設11:30-23:59までなら
基本料金¥2,300(会員)のみで利用可wifi、電源、ヘアアイロン、スチーマー
各種アメニティ付、館内着貸出
レストラン、リラックスルームあり pic.twitter.com/RD6sxg2Iry— 末原りか‖美容ナース社長 (@chanpii1331) February 18, 2019
逆に、体中の力を抜いてとことんリラックスしたという人には、寝湯がおすすめ。こちらはジェットバスになっていて、仰向けで寝そべるような姿勢で入浴ができるお風呂です。手足から力を完全に抜いて、水流に身を任せるていると睡魔に襲われることも。5スペース程度しかないため、混んでいる時間は順番を待つケースもあります。
レスタのアロマ香るサウナにうっとり…
タイムズスパ・レスタのサウナはスチームサウナ(ミストサウナ)。そのため温度、45度程度と低く、サウナに慣れていない人でも挑戦しやすいと言えるでしょう。
また、サウナ内には塩が置かれており、塩サウナとして利用することもできます。肌をつるつるに磨き上げたいという女性におすすめです。20人ほど入れる大きなサウナなので、混雑時でも比較的余裕を持って入ることができます。
さらにサウナ内はアロマの香りで満たされていて、気持ちよく汗をかけるだけではなくリラックスまでできてしまいます。
季節によっては白樺の枝葉を束ねた「ヴィヒタ」が置かれることもあるそう。こちらもタイムズスパ・レスタのHPのイベントカレンダーに設置日が書かれているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
サウナの後は女性用休憩スペースでくつろげるレスタ
女性の初心者サウナーにとっては、休憩スペースも重要な要素。特に周りの目を気にせずにのんびりできるという意味では、休憩スペースが男女別になっているとありがたいものです。
タイムズスパ・レスタは女性専用ラウンジが用意されています。席数は30席で、液晶付きのリクライニングシートで、映画やヒーリングプログラムを楽しむことができます。
癒しを目的とした柔らかなピンク色の照明の下でお風呂とサウナで温まった体を休めれば、体が整っていくのを実感できるでしょう。
もちろん、男女共用の休憩スペースもあるので、友人やパートナーと訪れた時は一緒に休むことも可能です。
店名:タイムズスパ・レスタ
電話:03-5979-8924
住所:東京都豊島区東池袋4-25-9 タイムズステーション池袋10階~12階
定休日:不定休
営業時間:11:30〜翌9:00
※当面の間は6:00〜21:00
利用料:一般利用2350円(税込/タイムズ会員料金)・2850円(税込/一般料金)、スピード利用(100分以内)1800円(税込/タイムズ会員料金)・2100円(税込/一般料金)、休日割増料+400円(税込)、深夜割増料500円(税込)/60分ごと
HP:http://www.timesspa-resta.jp/index.html
地図:
女性におすすめ東京サウナ⑤黄金湯(錦糸町)
最近は若い世代にもサウナが人気ですが、「そうはいっても、銭湯とサウナってなんかおじさんっぽい…」と思っている人も少なくないのでは。そんな人にこそ行ってみて欲しいのが、墨田区の錦糸町オリナスの近くにある「黄金湯」です。
「相反するものが出会い、新しい価値をうみだす場」というキャッチコピーがつけられている黄金湯は、新しい銭湯・サウナの形を見せてくれる場所として、今注目を集めています。
洗練された外観で女性も入りやすい黄金湯
ひと目見ただけでは銭湯・サウナに見えない黄金湯。実は、2020年8月にリニューアルオープンされたばかりなんです。
建物の老朽化に伴い廃業になるはずでしたが、クラウドファンディングにより現在の姿に生まれ変わりました。入り口にかかる白いのれんと「黄金湯」と書かれたレトロな看板がなければコーヒーショップと間違えてしまいそう。
靴箱はもともと使われていた古いものを再利用していますが、浴室もサウナも現代的な雰囲気で揃えられて清潔感に溢れているので、普段は銭湯やサウナを利用しない人も入りやすいのではないでしょうか。
黄金湯は誰もが入れる風呂の温度設定
黄金湯では温度別に熱湯、中温湯、低温炭酸泉の3つのお風呂が用意されています。せっかく銭湯に行ったのに、お湯が熱すぎて満足に入れずにがっかり…というのは、銭湯初心者あるある。黄金湯では自分の好みに合わせたお風呂選びができるので、銭湯慣れしていない人にもおすすめです。
また、お湯は全てお肌に優しい軟水を利用しているとのこと。美容感度の高い女性もきっと満足できるはず!
黄金湯で「ロウリュ」を体験
黄金湯の女性用サウナは収容人数4人程度の広さで、土日などは混雑時は順番待ちをすることも。大人数で利用できるわけではありませんが、国産ヒノキを使用しているというこだわりっぷり。小さいながらも本格的なサウナを楽しむことができます。
また、黄金湯ではセルフで「ロウリュ」ができるところもポイントです。ロウリュとは、フィンランドの伝統的なサウナ入浴方法のひとつで、サウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させるというもの。一時的に湿度が上がり、発汗を促す効果があります。
水風呂は少しぬるめの20度なので、急な温度の変化が苦手という人も安心です。
さらに、水曜日には男女の浴室が入れ替わります。男性用のサウナにはミスト式のオートロウリュが取り付けられていて、安定した温度と湿度を満喫できます。
水風呂の温度は15度とやや低め。冷たい水風呂でキュッと肌を引き締めたい!という人は、水曜日に行ってみるのがおすすめです。
黄金湯の湯上がりはクラフトビールでしめる
黄金湯のエントランスはコミュニティスペースになっていて、フロントにビアバーが併設されています。
このビアバーではクラフトビールをはじめとしたドリンクが提供されていて、理想的な「お風呂上がりの一杯」を楽しむことができます。
さらに、ビアバーのカウンターにはアナログレコードのDJブースが設けられています。定期的にDJイベントやレコード市が開かれ、銭湯×音楽という斬新な組み合わせを体験することができます。
音楽が人と人をつなぐように、銭湯ももともとは地域に根ざした人と人が繋がれる場所でした。人間関係が希薄になりがちな今こそ、黄金湯でクラフトビールのグラスを傾けながら新しい世界と繋がってみてはいかがでしょうか。
店名:黄金湯
電話:03-3622-5009
住所:東京都墨田区太平4丁目14−6 金澤マンション 1F
定休日:第2・第4月曜日
営業時間:平日・日曜・祝日 : 10:00-24:30、土曜日 : 15:00-24:30
利用料:大人470円(1.5時間)、中学生370円、小学生180円、幼児80円、サウナ(平日)女性+300円/男性+500円(+1時間)、サウナ(土日)女性+350円/男性+550円(+1時間)、貸しタオルセット+200円
HP:https://koganeyu.com/#top
地図:
東京のおすすめサウナ⑥テルマー湯(新宿)
仕事帰りに疲れた体を癒したい…そんな女性におすすめなのが、新宿・歌舞伎町にある「テルマー湯」。ターミナル駅である新宿駅の近くとあって、交通の便も抜群です。
テルマー湯では天然温泉が楽しめる
新型コロナの流行以降、仕事で疲れた体を温泉旅行で癒す…ということが気軽にできなくなってしまいました。しかし、テルマー湯なら東京にいながら温泉旅行気分を味わえます。
というのも、テルマー湯のお風呂のひとつである露天風呂「神代の湯」は、中伊豆温泉から運搬した天然温泉を使用しているんです。
筋肉痛やうちみ、冷え性や疲労回復に効果がある柔らかな温泉なので、都会の喧騒を一瞬忘れて温泉街に思いを馳せてみるのも一興です。
テルマー湯♨️をご紹介
~炭酸浴編~館内には関東最大級の
高濃度炭酸浴(1100ppm)があります。超微細の泡による血行促進も期待でき、
サウナ→外気浴→炭酸浴などでも、
お客様に人気のお風呂です。炭酸濃度を維持するために
37.5~38.5度のぬるめの設定です✨#温泉 #露天風呂 #サウナー pic.twitter.com/fLGJiUV3ab— 24時間毎日営業♨新宿天然温泉 テルマー湯♨ (@thermaeyu) March 7, 2021
天然露天温泉「神代の湯」以外にも、テルマー湯には高濃度炭酸浴ができる内風呂や、手足を伸ばして利用できる寝湯、お肌がすべすべになると話題の中性電解水風呂などが用意されています。
体を芯からほぐすなら高濃度炭酸浴、お肌を磨き上げるなら中性電解水風呂がおすすめ。目的ごとに風呂を使い分け、テルマー湯を楽しみ尽くしましょう。
テルマー湯の「北欧サンゴライト化粧水風呂」が女性に人気
テルマー湯が女性におすすめな理由は、リラックスできるだけではなく美容にも効果のある風呂が多いことにあります。特に注目してほしいのが「北欧サンゴライト化粧水風呂」。
サンゴライトとは、サンゴに由来する天然鉱物で美肌を保つうえで重要なカルシウムとマグネシウムが含まれています。
この北欧サンゴライト化粧水風呂は体を温めるための風呂というよりは、導入化粧水を全身に塗るための風呂と表した方が正しいかもしれません。
実際に入ってみると、風呂上がりの全身の肌がもちもちに潤っているのを実感できました。
1日限定150人のみが利用できることになっているので、確実に入りたいのであれば早めの時間に行くのがいいでしょう。
テルマー湯のサウナは2種類
テルマー湯では2種類のサウナを楽しむことができます。
ひとつはドライサウナで、収容人中は20人前後。天井が高く、広々した雰囲気です。テレビも備え付けられているので、じっと我慢しているのが苦手な人でもテレビを観ながら無理なくサウナに入ることができます。
HPによると温度は約85度とのこと。熱いのが苦手なのであれば、もうひとつのスチームサウナの方に挑戦してみるのがおすすめです。
スチームサウナの魅力はドライサウナに比べて温度が低めで、サウナ初心者さんも無理なくサウナに入れるという点です。その上、テルマー湯のスチームサウナ内には水素水泥パックと塩が置かれているて、塩サウナとして利用することも可能。
ただしスチームサウナの方は収容人数が10人弱とやや狭いので、混雑時には順番街をすることもあります。待ち時間なく利用したいのであれば、訪問時間に注意が必要です。
ドライサウナとスチームサウナだけでも充実のラインナップですが、テルマー湯ではさらに岩盤浴エリアにロウリュヒーリングのスペースも設けられています。
こちらはプロによるロウリュを楽しむことができるサウナです。※セルフでロウリュができるサウナ施設もありますが、やはりプロによる力強い仰ぎは一味違います。本格的なサウナを楽しめるので、ぜひ一度は利用してみたいところ。
※新型コロナの感染症予防対策のため、現在ロウリュウ・サイレントロウリュウは中止
新宿ゴールデン街を抜けた先にあるテルマー湯
テルマー湯のもうひとつのおすすめポイントは立地。これまでご紹介した銭湯・サウナも深夜まで営業していたり、365日営業しているところはありましたが、なかには交通の便があまりよくないところも。
その点、テルマー湯の最寄のJR駅は複数の路線が乗り入れる新宿駅なので、仕事帰りや買い物帰りに気軽に寄りたい!という人にとってぴったりの銭湯・サウナです。
新宿駅からテルマー湯に向かうなら、新宿ゴールデン街を通るルートがおすすめ。銭湯やサウナそのものを楽しむことはもちろんですが、銭湯・サウナがある街も一緒に楽しむのが“通”な楽しみ方です。
岩盤浴に広々したラウンジ…テルマー湯は魅力いっぱい
美容に特化した風呂や、本格的なサウナが楽しめるテルマー湯ですが、他にも魅力的な設備が整っています。
特に美容感度の高い人であれば、岩盤浴も外せません。男女共用のものと女性専用のもの合わせて3種類の岩盤浴が用意され、それぞれ異なる効果を謳っているので何度でも通いたくなってしまいます。
また、テルマー湯のラウンジやレストランは広く、基本的にのびのびと使えるのが嬉しいポイントです。
男女共用ラウンジの他に女性専用のフロアもあるので、湯上がりに周りの目を気にせず休憩したいという女性も安心して利用することができるでしょう。
店名:新宿天然温泉 テルマー湯
電話:03-5285-1726
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-1-2
定休日:年中無休
営業時間:10:00~23:00
利用料:会員料金2185円(館内専用ウェア、タオルセットを含む)、一般料金2405円(館内専用ウェア、タオルセットを含む)、休日料金+880円、ヒーリングテラ(岩盤浴)料金+825円
HP:https://thermae-yu.jp/
地図:
東京で女性におすすめの銭湯・サウナでリフレッシュ
今回は女性におすすめの東京都内の銭湯・サウナを6軒ご紹介しました。どちらかといえば男性向けの施設が多い銭湯・サウナですが、今回ご紹介したように女性や初心者サウナーさんでも利用しやすい施設もあります。
家で過ごさざるを得ず、息抜きがなかなかできない今だからこそ、サウナや銭湯で心と体を「整え」てみませんか?
取材・文/大河ミズキ
※営業時間や利用料金は取材時のもので、変更されている可能性があります。
コメント