自分の好きなスタイルや自分好みのテイストを、具体的な形にすることができる、ハンドメイドアクセサリー。
自分で作るからこそ、既製品にはない“自分だけ”の個性を手に入れることができます。
最低限必要な3つの道具を揃えて、ハンドメイドアクセサリー作りに挑戦してみましょう!
ハンドメイドに必要な道具1:平ヤットコ
ビーズやパーツを繋ぐ際に使う丸カンやCカンという金具を開いたり、つぶし玉をつぶす際に使うのが平ヤットコ。
名前の通り、先端の挟む部分が平たい面になっています。
とくに丸カンやCカンの開閉には、平ヤットコが2つあると便利。
カンを開閉する際は、写真のように金属の切れ目部分を平ヤットコで挟んで、上下にずらすようにします。
大きなパーツであれば手で押さえることもできますが、数ミリしかないようなパーツも少なくありません。手で押さえても力が入らず開閉がうまくいかないので、平ヤットコは2つ購入しておくことがおすすめです。
購入できる場所:貴和製作所やパーツクラブのなどビーズ・アクセサリーパーツ専門店や、手芸店、ホームセンター、プラモデルショップなど
価格:500円〜1000円程度
ハンドメイドに必要な道具2:丸ヤットコ
9ピンやTピンの先端を曲げて丸める際に使うのが丸ヤットコという工具。
先端の挟む部分が写真の通り丸くなっています。
慣れた人であれば、平ヤットコで金具を丸める作業もできます。しかし、不慣れな人の場合、きれいに丸くすることができず、金具が外れやすくなってしまうことが。
まずは丸ヤットコを購入し、金具を曲げたり丸める作業に慣れましょう。
なお、丸ヤットコは先端が空いているので、挟む作業には不向きです。平ヤットコの代用品にはならないので、注意してください。
購入できる場所:貴和製作所やパーツクラブのなどビーズ・アクセサリーパーツ専門店や、手芸店、ホームセンター、プラモデルショップなど
価格:500円〜1000円程度
ハンドメイドに必要な道具3:ニッパー
テグスやワイヤー、金属製のピンやチェーンなどを切断する際に利用するのがニッパー。
何かを切るなら普通のハサミで十分だと思うかもしれませんが、ワイヤーやピンをハサミで切るとハサミが刃こぼれする可能性が。
ニッパーの刃先は写真のようになっており、細かいパーツやチェーンなども正確に切ることができます。
また、そもそも金具類はハサミで切れないものが多いので、初期投資としてニッパーは購入しておきましょう。
購入できる場所:貴和製作所やパーツクラブのなどビーズ・アクセサリーパーツ専門店や、手芸店、ホームセンター、プラモデルショップなど
価格:500円〜1000円程度
工具は高いものを選ばなくても大丈夫!
最近では、手芸店やホームセンターだけでなく、100円ショップでもヤットコやニッパーを取り扱っていることがあるようです。また、Amazonなどを見ると、数千円する商品もあります。
一体どの程度の価格帯の工具を選べばいいのか悩んでしまいますが、ハンドメイドアクセサリーを趣味で製作する程度であれば、値段はあまり関係ありません。
サイズなどにも大きな違いはないので、予算と相談しながら、気に入ったデザインのものを選べんでみましょう。
ラジオペンチをニッパー代わりにできる?
金属のパーツなどを切る道具として、ニッパー以外に「ラジオペンチ」という道具があります。「ラジペン」と省略されることもあるこの工具は、ホームセンターなどで販売されています。
ラジオペンチは平ヤットコとニッパーを合わせた機能を持っていて、先端は平ヤットコ、根元部分がカッターになっています。
価格も500円〜1000円程度で購入することができるため、1つ2役でコスパがいいように思えます。
ニッパーや平ヤットコの代用品としてラジオペンチを使うことも可能です。とくに、平ヤットコの代用品としては問題なく使えるでしょう。
しかし、ニッパーに比べて、ラジオペンチは細かいカット作業には向きません。
ラジオペンチの場合、ペンチの根元で金属パーツやチェーンをカットすることになるため、ミリ単位で正確にカットすることが非常に難しいのです。
慣れてしまえばニッパーの代わりにラジオペンチを用いても、自分の思う通りのサイズ感でカットすることができるかもしれません。しかし、慣れないうちはニッパーを使ったほうがストレスなく作業ができます。
最低限の道具でもハンドメイドは十分楽しめる
ハンドメイドアクセサリーに挑戦しようと思ったら、まずは道具を購入する必要があります。しかし、最初から様々な道具を揃える必要はありません。
平ヤットコ、丸ヤットコ、ニッパーの3種類を用意することができれば、あとは好きなビーズやパーツを購入するだけです。
まずは最低限の道具を揃えてみましょう。あとは、好きなビーズやパーツを購入すれば、ハンドメイドアクセサリー作りを始めることができます。
写真・文/家富鈴
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